ということで今回青森へ旅行の予定があり、この機会に最高級グレードの新幹線の指定席の乗り心地は快適なのか?料金に見合ったサービス内容なのか?それを含めグランクラスをレビューしてみました!
このページの目次
東京から新青森の新幹線「はやぶさ」でグランクラスを予約
いつもと変わらない新幹線のチケットですがこの文字がある意味すでに興奮して浮き上がっているように見えますね(・∀・)(急降下でスベリました)
「東東北・北海道新幹線はやぶさ」の東京駅から新青森までの新幹線は3つのグレードがあります。
通常の席、グリーン車、そして今回のグランクラス席です。実際には自由席もあるのですが、今回はしっかりと指定席を選んだ場合で比較してみます。
通常の指定券と比べるとグランクラスとは約1万円の誤差!
特にこのグランクラスはJR西日本では現在でも提供しておらず、東北新幹線では手軽に乗れるファーストクラスとしては旅行では非常に人気なんです。
うん、絶対無理(T_T)
話がそれてしまいましたが、グランクラスは新幹線の通常指定席の料金と比べてなんとその差額が約1万円弱で最上級グレードにできるというコスパの良さなんです。
新幹線のグレード (東京駅-新青森間) |
グレード別の料金 |
【通常席】 | 指定券:7,400円 乗車券:10,150円 【合計】17,550円 |
【グリーン車】 | 指定券:11,820円 乗車券:10,150円 【合計】21,970円 |
【グランクラス】 | 指定券:16,960円 乗車券:10,150円 【合計】27,110円 |
こうやってみると通常の指定席とグランクラス席を比べると差が約1万円程度というのが分かると思います。飛行機のエコノミー、ビジネス、ファーストと比べるとあまり大きな差は感じないと思います。
私が予約したときは片道27,110円でした。料金に開きがそこまで無いとはいえ結構な出費です(涙
これはあくまでも今回は繁忙期を外した8月5日という中途半端な日に新青森に向かったため、繁忙期になれば多少この料金が高くなったりするので参考程度にしておいてください。
モバイルSuica特急券ならグランクラスも割引が適用できる
私は通常の支払いとしてえきねっとで新幹線の申込みをしたのですが、モバイルSuicaで申し込みすると約2,000円弱安くグランクラスの予約も出来るんです。
東京-新青森間のグランクラス料金(通常時)
- 通常申込なら → 27,110円
- モバイルSuica特急券なら → 25,710円
となるのでちょっとしたお得感もあります。
ちなみにJR+宿泊セットで割引が適用される「日本旅行」でグランクラスは予約できるのか確認しましたが、日本旅行ではグリーン車までしか選択出来ないようになっています。
やっぱり特別仕様の車両なんでしょうね〜。
「はやぶさ」のグランクラスへ実際に乗ってきました
今回は旅のお供として青森出身のガールフレンド(略してアケミりんご水産農林大臣)と一緒に新青森まで新幹線グランドクラス席で行ってきました。
新幹線でしかも片道3万近くかかってるのよ!!
今回青森で着いたらそんなに予算ないし、お金あんまり使えないじゃん!!
そんなこと言わないでさ・・・・( ・ω・)
騙されたと思って乗ってみようよぉ・・・楽しい旅になるからさ・・・(T_T)
(しかし・・もう不機嫌になったアケミ氏の心を落ち着かせるのはこのグランクラス様しかありましぇ〜んでございます!!)
すでに贅沢というより生活費という現実を突きつけられ弱気になっていますが、ここはもう突っ走るしかありません。※贅沢は計画的に。
さあ、この新幹線はやぶさでもグランクラスの席は黄色で囲ったこの一番前の一両だけ。
ちなみに手前にある赤い車両は新幹線秋田こまちで、東京で連結され、岩手の「盛岡駅」で連結が切り離しされ二手に分かれる機械マニアにはたまらん部分のようです。
車両入り口前はホテルマンのような格好をした乗務員が迎えてくれる仕様。通常の指定席やグリーン車ではまずないです。
東京からだと車両の場所は10号。乗務員に「いらっしゃいませ」と迎え入れられ早速乗り込みました。
なんか雰囲気全然違うよね?
でたーこの木目調!高級車の内装でみるやーつ!
一般車両と明らかに違う木目感。車両入り口からいきなりテンションがあがる高級感があります。
グランクラスの車両は贅沢にスペースを使った広々とした空間
高級感のある入口の扉を超えて中にはいると上質な椅子には頭用のクッション。そして飛行機の機内のような、何ていうかANAみたいな感じです。
席の上には飛行機のような大きなスーツケースなども収納できるキャビネットがあります。荷物がむき出しにならないのも素晴らしい。
もちろんシートの足元も比較的広いので荷物はキャビネットでも足下でも余裕で置けます。
グランクラスの座り心地は疲れを忘れてしまう「癒やし仕様」
うわ!広!!すごい(・∀・)!!
アケミ氏のテンションがすでに上昇しかけてきたようだ(ふふ)
これが一人で座れるグランクラスの指定席です。なにやらメニュー等が置いてあるし、通常の指定席と比べるとかなりなマッサージチェア感を出しております。
実際にすわってみると「包まれている」という感覚がある非常にリラックスできるシートです。
前グリーン車に乗ったけど、それより座り心地すごくね??
ちなみに私達が座った席は2名並んで座れる席でしたが、向かい側は一人で座れる席もあります。
すごく広々としていて、のびのびとリラックス出来る感が半端ないですね。一人での旅や出張でもちょっとした贅沢を感じれると思います。
グランクラスの席数はこんなに少なくて、この一両しかないという点ではかなりレア度が高い席だということが分かると思います。
この席ではスリッパもあり、靴やヒールを脱いでリラックスするにはもってこいのアイテムですね。
もちろんこれって記念に持ち帰りが出来るんです。
ブランケットはNGですが、スリッパを始め、アメニティで提供される靴べら、アイマスクも持ち帰りOKです。
持ち帰れるアメニティは電車マニアやコレクターにとっても優しい配慮ですね♪
またシートの調整はかなり細かく出来るようで「背中」「腰回り」「足回り」と3つの体の部分を細かく電動で調整できます。
またグリーン車では35度までしか倒れないシートもグランクラスならさらに10度深い45度まで倒れます。
テーブルもサイドより簡単に引き出してドリンクスペースなどもあり幅広く使うことができます。
macbookの12インチ(幅:28.05 cm 奥行き:19.65 cm)のノートパソコンでもまだ余裕があるぐらいの広さです。
もちろんこのテーブルは手前に引いたり奥にずらしたり自由度もあるので自分に合ったスペースづくりが可能です。
グランクラスのサービス内容はいかがなものか?
さっそく新幹線が動き出し、まずはアテンダントの方がおしぼりを持って来てくれました。簡易的な紙おしぼりとは違い優越感はすでにあります。
そしてこのグランクラスではシートにおいてあるメニューがあります。メニューを開く緊張感・・楽しみすぎる。
グランクラスの最初の見開きではこんな風に書いてあります。
本日は「グランクラス」をご利用くださいまして、誠にありがとうございます。「グランクラス」では、これまでの鉄道にない上質かつゆとりある移動空間とサービスを提供致します。
パーソナル感を意識したあなただけの車内空間で、お客様一人ひとりのこだわりの時間をお過ごしいただき、沿線の特徴を活かしたサービスをぜひお楽しみください。目的地までのひとときの間ではございますが、皆様の旅の思い出の1ページを飾ることができれば、光栄に存じます。
どこかのレストランで見る挨拶みたいなやつやん!
メニューを開くとこんな感じに。左側が日本語メニュー。右側が英語メニューです。
- 軽食・おつまみ、茶菓子
- お飲み物
- アメニティ
大きく分けてこのカテゴリ3つのメニューになっています。
軽食・おつまみ、茶菓子 | 和食・洋食の軽食(一人どちらかひとつ) 沿線の産地食材を使った茶菓子 おつまみは日によって異なる |
飲み物 | ビール・ワイン(赤・白)日本酒・ウイスキー・スパークリンク・コーヒー・緑茶・ハーブティー・黒烏龍茶・アップルジュース・紅茶・ダイエットコーラー・ミネラルウォーター |
アメニティ | ブランケット・靴べら・アイマスク(※ブランケット以外は持ち帰りOK) |
これはグランクラスの指定席料金内に含まれているそうです。+1万円でこのサービスはすごくいいんじゃないですかね??
大人数で旅行のときは旅のスタートからちょっと盛り上がれるかもしれません。
グランクラスのドリンクは支払いなしで飲み放題
なんとここでグランクラスでは「ドリンクは飲み放題」ということ。もちろんお酒でもソフトドリンクどちらも対象です。
※ただし数には限りがあるので希望に添えないこともあると注意書きがあるので飲みまくろうと思っている人は注意が必要です。
とりあえず黒烏龍茶を注文しましたが紙コップではなくグラスです!
飛行機じゃファーストクラスとかじゃないとありえないでしょ・・
もちろんドリンクは飲み放題なので、シートの脇にある「呼び出しボタン 」でいつでも専用アテンダント(乗務員)を呼び出してドリンクの注文やゴミを渡したりなど、席を立たずともユーティリティーが保たれているという素晴らしさ。
また、グラスの中身が少なくなってきたらアテンダントの方から「お代わりはどうなさいますか?」と聞いてくれるので完全に接客されてる感が満載です。
新幹線の3時間や5時間って結構移動時間は長いからこれはすごく嬉しいサービスじゃない??
ただし、お酒をちょっと飲もうと思ったのですが、この後食事を軽くした後・・・・
到着駅の「新青森駅」までずっと爆睡してしまいました(´・ω・`)
せっかくのひとときの贅沢を、かなり贅沢に利用してしまった2人でした( ・ω・)
ということで、お酒のワインなどの種類に関しては下記インスタの画像を見てイメージを掴んでくださいませ〜
写真を見てたら早朝出発ではなく、お昼からゆっくり酒を飲んで景色を楽しみながら行けばよかったと後悔しております・・・(T_T)
グランクラス専用の軽食は和食・洋食から1品選べて&おつまみやお菓子も
新幹線だとご当地のお弁当を予め購入して車内で食べる方がほとんですが、グランクラスでは季節の食材を使った軽食を和か洋どちらかがサービスで1品食べられます。
この日の軽食メニューはそれぞれ上記のようなメニュー内容でした。
こちらは和軽食。非常に健康的な野菜多めの食材を使った食事です。魚、玉子、お惣菜、ダシご飯。
お品書きがついており、それぞれの食材と料理にこだわりを感じますね。
味付けも濃くなく薄くなくすごくちょうどいい!
こちらは洋軽食。サンドイッチメインでローストビーフや果物が入っています。こっちの方がより軽食感があります。
洋軽食もこだわりの産地を利用した素材なので味も本格的です。
アケミ氏におねだりしてどちらも少しづつ食べてみましたが、どちらかと言うと和食の方が海外の方の利用も意識して気合が入ってそうなので和食の方がおすすめだと私は思いました。
グランクラスさまさまですな〜♪
続きまして〜
「沿線の特産果物を使用したグランクラスオリジナル「富良野のメロンパウンドケーキ」とあられはいかがですか?」
とアテンダントさんが回ってきたので両方頂きました\(^o^)/
アケミ氏の機嫌も最高潮になりました!
結局グランクラスは1万円上乗せの価値ありだったか?
正直どうなのかな?というのがグランクラスに乗る前の心境だったのですが、私的には確実に1万円上乗せでグランクラスは非常にコスパがいいと思いました。
ただし人によって感じ方がそれぞれのため、
- 通常の指定席で疲れるような体制で数時間を耐える移動旅として考えるのか
- 乗り物そのものの快適さでスタートダッシュから楽しむ旅にするのか
この2つのどちらかを選ぶかによるかなと思いました。
そう考えると「旅の予算に余裕があるならグランクラスは絶対乗っておくべき」だと強く思いました( ✧Д✧) カッ!!
またモバイルSuicaを使える人なら割引がさらに適用されるので更にお得に乗れちゃいますからね!ぜひ活用すべきです!
私的には本当に旅のスタートとしては非常にテンションがあがる移動時間をグランクラスなら実現してくれると改めて思いました( ゚∀゚)
最後に今回青森にいったのは「ねぶた祭り」です。写真を一枚載せておきますね!
グランクラスのおかげで青森がより楽しい旅になったのは間違いないです\(^o^)/
ねぶた祭りだけじゃありませんよ!夏の時期なら「田んぼアート」も見どころの一つです♪弘前城の桜まつりもあります!青森に行ったことのない方はぜひ!
東北新幹線を利用する旅でいつもよりちょっとリッチに旅したいならぜひグランクラスを利用してみてください♪
オニ高けー!!!
腰痛防衛大臣
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閉所で空を飛んで揺れまくる飛行機と比べたら「夢と希望に溢れた宇宙」か「絶望しかないマグマ」ぐらいの違いがあります。
地上の最高速移動手段を愛する者としては新幹線のファーストクラスと言われる【グランクラス(granclass)】はぜひとも乗っておくべきだと前々から思っていました。