“ふっくらもちもち”江戸前天丼 本郷三丁目の超老舗へ行こう!

天丼・本郷三丁目天喜
はにわ官房長官
こんにちは。はにわ官房長官の秘書です。

皆さん、丼物はお好きですか?
カツ丼、親子丼、天丼、中華丼…
私は全部大好きです。
カロリー気にしつつ
それでもどうしてもやめられません。
中でも特に好きなのが天丼。

天丼・本郷三丁目天喜

しかし。
家で天ぷらを揚げるのは少々面倒 ( ̄∇ ̄)

そんなわけで天丼は専ら外食♪

天丼というとイマドキは
『サクサク軽い衣の天ぷらに、甘み強めな汁を少々』
がご飯に乗っているのをイメージされる方が多いと思います。
今はそういう天丼を出す店が殆どですね。
サクサク系。
まあ、それも好きではありますが…

どうしても忘れられないのは
子どもの頃にいつも食べていた
丼の蓋で絶妙に蒸された伝統の江戸前天丼。
程良く汁を吸ってふっくらもっちりの衣。

蓋付き天丼

これこれ。私のソウルフード。




江戸前天丼って?

揚げ油は、ごま油。
つゆを吸わせる前提で
衣は敢えて厚め、固めにしっかり揚げた天ぷらに
店こだわりの”つゆ”をかけ
蓋で蒸してしっかり吸わせる。

つゆを含んでふっくらと柔らかく仕上がった天ぷらは
下のご飯とよく馴染み
それが江戸っ子の好みだったと言われています。

子どもの頃に店で食べる天丼といえばこれでしたが
残念ながら今、
これを出してくれる店は少数派となってしまいました。

あるにはあるんですけどね、
有名過ぎて予約しないとダメだったり、
店の前で何時間も並ばないと食べられなかったり。

ですが、遂にみつけました!
気楽に入れて
本格江戸前『モッチモチ天丼』を出してくれる店を。

たまたま入った店が、創業100年の超老舗!

東京都文京区・本郷三丁目の駅すぐにある【天喜】さんです。

本郷三丁目といえば、あの東京大学がある駅です。
東京ドームも徒歩圏ですね。

外観

本郷三丁目・天喜外観

 

店構えは綺麗なビル。
この時点では老舗とは全く気付かず…

 

天喜・天丼メニュー

 

あ、天ぷら茶色い!ごま油で揚げてる!

チェーン店と比べると少々高めだけど
それより良いものを食べさせてくれると信じて
入ることに。

でも、なにしろ事前情報無しの初めての店。
もしも美味しくなかったら…

美味しくない天丼で高カロリーを摂取するのは悔しい。

一番小さい天丼1080円に決定。

昼時を過ぎても賑わう天喜の店内

江戸前天丼天喜・店内

外から全く見えませんでしたが
13時とっくに回っているのに5組ものお客様。

どうやら店選び、失敗ではなさそう ( ´艸`)

※テーブル席にたくさんのお客様がいらしたので
 カウンターしか撮影できませんでしたが
 4人掛と5人掛を合わせて5卓あったと思います。

板前さん、若いです。
二人体制?お二人とも30~40代くらい。

店内清掃が行き届いてて
カウンターや壁の油っぽさゼロ。好感度大。

予定通り普通の天丼1080円をオーダーして
店内を見回すと
古い写真が入った額が壁にいくつも飾られているのに気付きました。

本郷三丁目・天喜店内写真

お客様が帰ったタイミングを見計らって近くに見に行ったら。

本郷三丁目・天喜創業100年

 

創業100年?!
目の前の若い板前さんお二人が、4代目のご兄弟らしい。

4代にも渡って親の味を引き継ぐって
そうそう出来るもんじゃない。
ちょっと感動。

本郷三丁目・天喜戦後
↑大空襲の後、疎開から戻ってバラックで営業再開された時の写真でしょうか。

たまたま入った店が老舗で驚いていたところで、やってきました、天丼。

これぞ伝統的な江戸前天丼

 

蓋!蓋です!蓋付き天丼!

天喜・天丼ランチ

※蓋に興奮しすぎたか?
蓋がされたままの写真を撮り忘れたことに
店を出てから気付くというアホっぷり。
蓋、横に写ってます…

画像だとわかりにくいのですが
天ぷら、蒸されてます!
つゆ、吸ってます!

まさか今日、愛しの蓋付き天丼に遭遇するとは♪

いただきます♪

ごま油の良い香りがふわーーーーっと。

“もっちもち”やん♪

なにこの、ふっくら。

画像を見て
『濃そう…しつこそう…』
と思ったでしょう? そこのあなた。

ちゃうで。

良い意味で予想を裏切る、甘さ控えめのあっさり味、
全然しつこくありません。

天ぷらがやたら茶色いのは
つゆが濃いからではありません。
江戸前天ぷらの伝統、ごま油で揚げているからです。

やはり、
衣はつゆを吸わせる前提で揚げているのでしょう。
厚め固めの衣が、絶妙につゆを吸って…

やっぱり「もちもち」以外の言葉が浮かびません (≧∀≦)

これがよくあるイマドキの薄くて軽い衣だったら
つゆ吸う→ベッチャベチャ、になるはず。
そういう天ぷらは、丼ではなく天ぷら単体でサクサク食べるのが好きです。

丼の天ぷらは、こうでなくちゃ♪

キス
つまみ海老※
海老のかき揚げ(むきえびがたっぷり)

つまみ海老って?

私は知らなかったので調べてみました。

【つまみ揚げ】
フライヤーの中で海老をつなげるのでは無く、
生の海老を数本、片手でつまんで衣をつけそのまま油で揚げる
江戸前天ぷらの伝統的な調理法。

海老をこの調理法で揚げているから”つまみ海老”なんですって。

どれも美味しい。
海老、ぷりぷり (*´∀`*)

しまった…
こんなに美味しいとわかっていたら
穴子なども入っている一番大きいのにすれば良かった…

豊富な単品メニューも天ぷら専門店ならでは

昼・夜とも同じメニューのようです。
頼んだのは天丼でしたが
天ぷら定食はもちろん、天ぷら単品もあります。

本郷三丁目・天喜メニュー 本郷三丁目・天喜メニュー2

天喜は、ゆっくり食事にしたい時におすすめ

本郷三丁目駅前を歩いているとチェーン店の多いこと。
そして都心の定め、狭い店の多いこと。
飲食店は山ほどあるけれど
ゆっくり食事が出来る店は意外と少なそうです。

本郷三丁目交差点

そんな中、天喜さんでは
食べながら、お腹の様子に合わせて野菜の天ぷら等を追加注文されてる方がちらほら。

昼間からビール!の楽しそうな年配グループも数組いらっしゃいました。

大切なお客様をお連れした時や
家族や友人とお喋りを楽しみながらゆっくり食事したい時は
せかせかした店内で食べるのイヤですよね。
天喜さんは、そんな時に良さそうです。

チェーン店に比べるとお値段は少々高めですが
納得の味と、ゆったりした時間・空間を楽しめる  店でした。

天ぷら【天喜】の宴会・出前情報

帰りに聞いてみました。
奥の9畳くらいの和室(15人くらいまでOK)で
宴会をするお客様も多いそうです。

忘年会・新年会の穴場かも (☆。☆)

二人前から出前もしてくれるようですね。

天喜おまけ情報

帰りにもう一つ聞いてみました。
店主オススメは
入荷がある日なら東京湾で捕れた『あおやぎの貝柱のかき揚げ』ですって。

次は食べたい!

 

天ぷら【天喜】

東京都文京区本郷4-5-8
電話 03-3811-5421
営業時間 昼11:00~14:00 夜17:00~21:00
定休日 日曜・祝祭日

東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線 本郷三丁目駅より159メートル

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はにわ官房長官

はにわ官房長官です。スローな旅行と下町が好きで何かと驚いてます。仕事もしてます。ブログ書くのとかWordpressいじるのとか初心者レベルですが何でもやっちゃいます。