《最強の猫まんま》削り器を使った削りたての鰹節が美味しすぎて超おすすめ!しかも思った以上に安くて初心者でも簡単

鰹節とお醤油だけでごちそう
世界のサッチャー

鰹節を「かつぶし」って呼ぶのは東京の人だけ?
どうも、グルメを愛する私です。

今回は、いつか自宅でやってみたい!
と思いながらも、なかなか手を出せなかった

自分で削る鰹節

これに挑戦しました。

あのカッチカチの丸ごと鰹節と、削り器を用意して
最強の猫まんま作りにチャレンジしたのでレビューします!

はじめて鰹節や鰹節削り器を買おうとすると、色々種類があって迷います。

Amazonや楽天で見ていても、値段もピンキリだし・・・

なので今回は、初心者におすすめの鰹節+削り器の選び方もご紹介していきますので、最強猫まんまに挑戦したいと思ったら参考にしてみてください☺️

猫まんまの定義

猫まんまって、私の中では「白米+鰹節+お醤油」なんですけど、中には「白米+お味噌汁」だろ!という人もいるみたい。

諸説ありますけど、住んでる地域によって認識は違うみたいですね!
この記事の猫まんまは、白米に鰹節の方だと思っていただけると幸いです。

それではいってみましょう!




鰹節削り器の選び方「初めて買う人用」

鰹節削り器を買おうと思って調べてみると、色々な種類が出てきます。
形も材質も色々あるし、値段も安いものから高いものまで。
3,000円〜50,000円くらいまで幅広いです。

どうえらんだらいいんだろう?と迷ったら、次の基準で選んでみてください。

清潔感を保ちたいならプラスチック製のものを選ぶ

プラスチック製の削り器

日本料理の職人さんに言わせたら

「邪道だぜ!しゃらくせえ!」

みたいなことを言われてしまうかも知れませんが、初心者には簡単に扱える道具がぴったりです。
プラスチック製なら使い終わったあとに毎回綺麗に洗えますし、お手入れ簡単で清潔です。

価格も安めの設定で2,000円以下で購入できるので、入門編の鰹節削り器としてはぴったりです。

プラスチック製の削り器を詳しく見る

より手軽で簡単に削りたいならハンドル付きの削り器がおすすめ

ハンドルを回すタイプの削り器

こちらはハンドルが付いたタイプの削り器で、ハンドルを回すことで簡単に美味しい鰹節を削ることができます。

鰹節をセットしてハンドルを回すだけ。
自宅で楽しむかき氷器のスタイルでふわふわの鰹節を量産できます。

忙しくて時間がない人や、小さい子供がいるから少しでも安全なものを選びたい人におすすめです。

ハンドルタイプの削り器を詳しく見る

本格的な気分を味わうなら木製のかんなタイプ

木製の鰹節削り器

やっぱり鰹節削り器は木製じゃなくっちゃ!という人はこれ。

1番本格的な気分を味わえるのは、やっぱり木製のかんなタイプの削り器です。

でも、お高いんでしょ?

そう思うかも知れませんが、安いものなら3,000円〜くらいで購入できるんですよ。

本格的な気分で鰹節を削りたいと思っているけど、まずは安いもので試してみたい、慣れてきたら良い道具を揃えたい、と考えている人には、リーズナブルな木製削り器がおすすめです。

木製かんなタイプの削り器を詳しく見る

私が選んだのは「小柳産業 マルサン 鰹箱 王座」4,219円

私が選んだのはこちらの王座という鰹節削り器です。

選んだ決め手はレビューがそこそこ良かったのと、木製で見た目もカッコイイ+リーズナブルだった点。

はじめての削り器だけど、本格的な鰹節削りの気分は味わいたいっていう気持ちと、も最初からあまり高価なものを買っても使いこなせなそう・・・という気持ちの両方を満たしてくれた商品です。

鰹節削り器

外箱はこんな感じ。
注文して2日くらいですぐに届きました。

鰹節削り器の箱

品質表示もしっかりしてあります。

箱には注意事項が書いてあります

箱の外側には、鰹節の削り方が簡単に記載されています。

かっこいいたたずまい

箱から取り出してみたところ。
安価な削り器にしては見た目がかっこよくて本格的!

良い雰囲気を醸し出してます💪

蓋を開けてみたところ

蓋を開けてみたところ。
木の良い香りがほんのりしてきます。
接着剤とか、薬品のような不快なにおいは特に感じません。

刃の様子

削り器の刃の部分。
意外と本格的な刃が付いていて、これまたカッコイイ。

引き出してみたところ

引き出しを出してみたところ。
削った鰹節がこの中に溜まっていきます。
そういえば昔、おばあちゃんの家にこんな引き出しの付いた箱があったような記憶が・・・

丁寧な説明書が付属してます

箱の中には削り器本体と、鰹節についての解説書が付属しています。
正しい削り方も書いてあるので、はじめての人でも安心して美味しい鰹節を削れるようになりますよ。

説明書に使い方が記載されてます

裏面には、上手に削れないときの対処法や、かんなの刃を調整する方法などが解説されています。
図解で分かりやすく解説してくれているので、初心者にはとっても嬉しいですね!

この削り器を詳しく見る

鰹節の種類と選び方

削り器の準備が済んだら、次は肝心の鰹節の方の準備をしましょう。

「鰹節」とひとことで言っても、色々な種類があるのをご存知ですか?
(私はぜんぜん知りませんでした)

大まかでもいいから、鰹節の種類(名前)と意味を覚えておくと、今後選ぶときに役立つと思うので、簡単にまとめておきますね!

生利節、さつま節、枯節、本枯節、仕上げ節など色々な種類がある

上記のように、細かく分けると鰹節にはたくさんの種類があります。

でも、初心者が覚えておけば良いのは「荒節(あらぶし)」と「枯節(かれぶし)」の2つだけ。

世界のサッチャー

この2つだけで通ぶれるので安心してください。

鰹節ができるまでには、煮たり、いぶしたり、干したりとたくさんの工程があります。

その工程の中で、いぶした状態で完成としているのが「荒節」
専用のカビを付着させて、熟成させたのが「枯節」です。

この枯節をさらに干したり、カビ付けをしたりを何度も繰り返したものを「本枯節」と言います。
半年以上の時間をかけて作られる高級で旨味がぎゅっと熟成した鰹節ですね!

↓見た目の違いはこんな感じ。

荒節
削り節やだしパックの原料になる

本枯節
家庭で削るのはこっち

画像引用:かつをぶし池田屋公式

鰹節にカビ付けをして熟成させることで

  1. 長期間の保存ができるようになる
  2. 脂肪分が程よく分解されてすっきり上品なだしになる
  3. うまみ成分が凝縮して濃厚でまろやかな口当たりになる

これらのメリットがあります!

おだしをとったときに、そのだし汁自体の保存期間も変わってくるって言うから驚きですね😮

普段使うパックの鰹節(花かつお)と枯節の違い

世界のサッチャー

ここで豆知識をひとつ。

普段私たちが普通に使っている、小パックされた鰹節。
パックに「花かつお」とかって書いてあるものが多くないですか?

実は、かつお削りぶし」「花かつお」と表記されたものは上で説明した「荒節」を削って作られています。

お値段は安いですが、風味は熟成させた枯節に比べると落ちてしまいます。
スーパーなどで出回っている鰹節(削り節)の80%以上がこちらの荒節を削ったものです。

「かつお節削りぶし」「かつおかれぶし削りぶし」と表記されたものが枯節、本枯節を削ったものです。

高級料亭なんかのおだしには当然こちらが使われています。
あのほっとした上品なうまみ・・・家で花かつおを使って再現しようとしても難しいのは、こういった根本の違いがあるからなんですね。

初めて自分で鰹節を削るなら「枯節の背節」がおすすめ

世界のサッチャー

また新しい「節」が出てきちゃったよ・・・

枯節が美味しい!っていうのは分かったと思いますけど、もう1つだけ「腹節(雌節)」「背節(雄節)」のお話も覚えておいてください。

これはすごく単純な話で

腹節(雌節)=お腹側
背節(雄節)=背中側

ということです。
ではなんで初心者には背節の方がおすすめかと言うと、腹節に比べて脂肪分が少ないから削りやすい(綺麗に削れる)からです。

腹節の方は粉になりやすくて、慣れていないと難しいという特徴があります。
その分、脂肪分が多いので濃厚でコクのあるだし汁が取れるというメリットもありますけど。

本枯鰹節 背節

というわけで、私が初めての鰹節として選んだのは、にんべんさんの本枯節の背節です。
こちら1本でお値段2,041円です。

ちょっと高価なように感じるかも知れませんが、この1本で220グラムありますから単純計算でパックの花かつお50パック分です。

まとめ買いとか定期便ならもっと安く買えるので、仕上がったお料理の美味しさを考えたらとっても高コスパ😊

カロリーや賞味期限など

裏面にはカロリーなどの表示があります。
開封する前で賞味期限は2年近くもつんですね!すごい。

鰹節、削り器それぞれの取り扱い方法と削り方を覚えよう!

鰹節に付属した説明書 カビのとりかた

鰹節の袋の中にも取り扱い説明書が付属しています。
削り器の説明書と合わせて読めば、基本的な扱い方は大体把握できるので、はじめてでもなんとかなります。

鰹節に付属した説明書 刃の調整のしかた

削り器の刃の調整の仕方も丁寧に解説されています。

鰹節に付属した説明書 削る向きについて

向きなんて関係ないと思っていたら、削る向きもちゃんと決まっているんですね!
初心者は基本に忠実に、説明書通りに実行するのが失敗しないためのコツです。

鰹節に付属した説明書 押して削る

押し付けながら削っていきます。
押しながらでも、引きながらでも、自分のやりやすい向きで試してみるといいですよ。

保存方法と削り方のコツ

開封して一度削った鰹節(本体のほう)は、ラップに包んでジップロックなどの袋に入れて冷蔵庫で保管します。

この状態での賞味期限は1年くらいと言われていますけど、せっかくなので香りが飛んでしまわないうちに色々なお料理でどんどん使うのがおすすめです。

おだしを取るのに使ったり、ごはんやおひたしにふりかけたり、贅沢使いをして美味しい鰹節ライフを満喫しちゃいましょう♪

まずは鰹節の周りについたカビを軽く拭き取る

ではいよいよ鰹節を実際に削ってみます。
はじめてなのでちょっとドキドキ・・・ちゃんと上手に削れるでしょうか?

まずは説明書に書いてある通り、鰹節の周りについたカビを拭き取っていきます。
食べても支障のないカビなのであまり神経質になる必要はありませんよ。

カビを拭き取ってみたところ

カビをふきふきしたキッチンペーパーにはこんな感じで色がつきます。

もうほんわか鰹節の良い香りが部屋の中に漂いはじめています。これだけでテンションが上がってきます!

鰹節を刃にあててみる

刃に鰹節を押し付けながら、押すようにして削ってみます。

世界のサッチャー

か・・・かたい!!

想像以上の硬さで、イメージしていたようにシャーッシャーッといきません(笑)

はじめのうちは湿らせた布巾でしばらく包んだりして、少しやわらかくしても削りやすくなるみたいです。

削れた鰹節

はじめての削り節!
なんだか思ったよりも細かくなってしまいました・・・

これで削りやすいと言われている背節!?
なかなか難しいです。(私は不器用です)

次に、押してダメなら引いてみよう、ということで引きながら削ってみました。

回数を重ねるとだんだん慣れてきます

おおおっ!!!

さっきよりもシャーッっとすべるような感じがして、それっぽい削り節が生誕しました。やった♪

画像でお伝えできないのが残念ですが、削ることでさらに濃厚な鰹節の香りが立ち込めてきて、食欲をこれでもかというくらいに刺激してきます。

鰹節が削れたらすぐに炊きたて白米の上にたっぷり乗せて!

あとはもうほっかほかの白米の上に乗せるだけです。

念願の猫まんま・・・本枯節を贅沢にふりかけるんですから、美味しいに決まってます!

白米に乗せていただきます

ばばーん!!

花かつおを乗せたときみたいに、鰹節が踊りません。
分厚く削りすぎた?かも知れませんが、はじめてなので細かいことは気にしません。

刃の出し方をもう少し調整して、薄く削ればさらに口当たりが滑らかで優しくなりそう!

香り・風味・味のすべてが極上!最強のごちそう猫まんま

あとはお醤油を少しだけたらして・・・

鰹節とお醤油だけでごちそう

最強の猫まんま爆誕!!

白米のゆげと共に立ち昇る鰹節の良い香りと、お醤油の香りがあいまって本当に素敵なフレーバー😍

ひとくち食べたら、口いっぱいにその濃厚な鰹節の風味が広がって箸が止まらなくなります。

これぞ最強の猫まんま。
ほかに余計な手を加えなくて、これだけで十分なごちそうです。

はじめてなので、そんなに上手に削れなかったかも知れませんけど、それでもとんでもなく美味!

自分で削るっていう手間はありますけど、その工程がまた楽しくって完全にハマってしまいそうです。

鰹節も削り器も思った以上にお手頃価格で簡単に扱える&驚きの美味しさ

今回、削り器と本枯節を一緒に買って約6,000円の出費ですが、鰹節はこの1本でしばらく使えるし、削り器は大切に使えば何年ももつものなので、良い買い物ができました。

ずっと自宅で鰹節を削ってみたいと思っていたけど、なかなか手が出なかったんですよね。
それは、もっともっと敷居の高いものだと思っていたからです、自分で削る鰹節のことを。

でも実際は全然そんなことなくて、お手軽にスタートできる+かなり満足度の高いものでした。削りたて本気で美味しいです。

今後は消費した鰹節の方だけを補充していけば良いので、1ヶ月に1本使ったとしても日割りすれば1日60円くらい。
それでこんなに贅沢な気分を味わえるならかなりお安いのでは?と思います。

お子様と一緒に削るときには必ず付き添いを!

本格的な木製の削り器を使うときには、かなりの力が必要です。
刃物が付いているので小さなお子様に削らせるときには必ず補助についてください。

手を一緒に削ったら大変ですからね・・・

ぜひ、今回の記事で「自宅で削る鰹節」が気になったら、削り器と枯節を準備して挑戦してみてください!

その美味しさに、きっと家族みんなが笑顔になると思いますよ♪

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サッチャー

食べ歩きとお酒と温泉が好きな東京生まれのライター。人生は遊びじゃないと言いながら、遊ぶことが大好き。何なら毎日でも遊んでいたい好奇心旺盛な楽天家。タイ旅行に行った時にすっかり魅了され、いつかはタイで暮らせればいいのに。と夢見ています。




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食べ歩きとお酒と温泉が好きな東京生まれのライター。人生は遊びじゃないと言いながら、遊ぶことが大好き。何なら毎日でも遊んでいたい好奇心旺盛な楽天家。タイ旅行に行った時にすっかり魅了され、いつかはタイで暮らせればいいのに。と夢見ています。